【 コンテンツ 】
● 指輪が持つパワー
● つける指によるパワー
(親指・人差し指・中指・薬指・小指)
● 誕生石のパワー
誕生石の起源
各月の誕生石と、そのパワー
(1月~12月)
誕生石、こんな話も(雑学)
● おまじないのようなもの?
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指輪が持つパワー
当然のことながら、このパワーは、効果が証明されているようなものではなく、昔からそう言われているという、あくまで「占いのような」パワーですので、ご了承下さい。
ここでは、婚約指輪・結婚指輪からは少し離れて、「指輪が持つパワー」として、「指輪をつける指の違いによるパワー」と、「誕生石の持つパワー」についての説明をしていきたいと思います。
なお、誕生石を婚約指輪に、と考えている方は、以下の「婚約指輪の【カラット/4C/サイズ】」の投稿記事の中に、また、婚約指輪を左手薬指につける意味は、「婚約指輪、ナシだと離婚?」の投稿記事の中に記載していますので、別途ご確認下さい。
→ → 婚約指輪、ナシだと離婚? ← ←
誕生石は、婚約指輪にするというよりは、別のアクセサリーとして身につけることの方が多いです。 別の指輪・ネックレス・ピアス・ブレスレット、などがあります。
この中で、誕生石の持つパワーが最も発揮されるのは「指輪」であるとも言われますが、正確な根拠がある訳でもないので、そんなに気にしなくても良いでしょう。
それでは、<指の違いによるパワー>と<誕生石のパワー>、それぞれのパワーの意味について見ていきたいと思います。
つける指によるパワー
どの指に指輪をつけるかということに、それぞれ意味を持たせ、つける指によって、宿るパワーを「リングパワー」と言います。
それは、紀元前の古代ローマや古代エジプトに起源があるようで、かなり古くからの言い伝えが基になっているものなのです。
まず最初に、それぞれの指につけるリング(指輪)には、決まった名前がありますので、以下に記載しておきます。
・親指 ・・・・【サムリング】
・人差し指 ・・【インデックスリング】
・中指 ・・・・【ミドルフィンガーリング】
・薬指 ・・・・【アニバーサリーリング】
・小指 ・・・・【ピンキーリング】
それでは、それぞれの指の「リングパワー」について説明します。 また、右手の指、左手の指、でも異なる意味があります。
親指(サムリング)
※ 【想いや信念を貫く・権力・権威・指導力】
古代ローマの言い伝えでは、親指のリングには望みを叶える力があると言われ、当時の貴族はよく親指にリングをしていました。
<左手>信念を貫き、難関を突破して目的を実現させる力を持つ。
また、自分を支持してくれる人を引き寄せる力があるとも言われる。
<右手>指導力・勇気・行動力を高め、困難を乗り越えて、威厳のある指導者としての力を発揮できるようになる。
人差し指(インデックスリング)
※ 【自立心・行動力・集中力・積極性・仕事の成功】
インデックスとは指標などを意味し、人差し指は、自立心や行動力などを高めてくれると言われます。
<左手>積極性を高め、進む道を示し、迷いなく目標に向かって突き進む力がつき、精神的にも強くなる。 また、積極性を高めることから、縁結び効果があるとも言われます。
<右手>集中力を高め、行動力を向上させ、リーダーシップ発揮して夢を実現する力が付く。
中指(ミドルフィンガーリング)
※「ひらめき」「直感」「先見の明」
中指はひらめきと直感の象徴であり、先見の明を与えてくれると言われます。
<左手>協調性を高め、判断力が付き、人間関係を改善すると言われます。
<右手>直感と行動力を高め、邪気から身を守ってトラブルを回避する。
薬指(アニバーサリーリング)
※「創造性」「願い」「愛情」「自分らしさ」
薬指は創造性を象徴し、愛情のパワーを持ち、願いを叶える指と言われます。
<左手>「愛情の象徴とされる心臓」と一本の太い血管(愛の静脈)で直接つながっているとされ、男女の心をつなぎ、愛の絆を深めると言われます。 一般的に婚約指輪や結婚指輪をつける指とされます。 また、願いを叶え、片思いを成就させるとも言われます。
<右手>リラックス効果から心の安定をもたらし、感性と創造性を高めます。 なお、右手薬指の指輪は「ラブリング」と呼び、恋人がいる意味となります。
小指(ピンキーリング)
※「魅力」「チャンス」「幸運のお守り」
変化とチャンスを呼び込み、自身の魅力をアピール出来る。 幸運や恋のお守りとなる。
<左手>チャンスと変化の象徴であり、恋の出会いを引き寄せる。
<右手>自己主張の効果から、自分らしさを発揮し、魅力と好感度をアップさせ、自信が持てるようになる。
誕生石のパワー
誕生石の起源
誕生石とは、占星術を母体として、1月から12月までの生まれ月の各月に宝石を割り当て、自分の生まれ月の宝石を身に着けることによって、病気や災いから守られ、幸運を呼び込むと信じられているものです。
誕生石自体の起源は、キリスト教の旧約聖書や新約聖書に記載のある宝石が起源であると一般的には言われていますが、さらに古い、紀元前6世紀頃に起源があるとも言われています。
そして、誕生石を身につけるという風習は、18世紀にポーランドの宝石商が考案し、ヨーロッパで広まったものです。
当時は各月の誕生石はバラバラだったのですが、1912年8月の「米国宝石組合大会」において、原則とされる誕生石が制定されました。
現在は、それぞれの国でそれを若干修正して制定している為、国によって少し違いがあるのですが、日本においては、その米国基準をベースにし、1958年(昭和33年)に日本独自の若干の修正を加えて(3月にサンゴ、5月にヒスイ、の追加など)、日本の誕生石が発表されました。
月によっては、誕生石が複数ある場合がありますが、これは、もともと誕生石の選定が宝石商側の都合によるものであるため。 ですから、日本国内でもジュエリー会社によっては、誕生石が若干異なっていることもあるのですが、決してそれが間違っているというものではないのです。
では、「各月の誕生石」と「石言葉(誕生石のパワー)」について以下に記載します。
ちなみに「石言葉」とは、皆さんがよく耳にする花言葉の石バージョンのようなもので、各月の誕生石に「象徴的な意味」を持たせたもので、古くから伝えられてきたもの以外に、宝石商や学者が言い出したものなどの近年付けられたものも混在しています。
各月の誕生石と、そのパワー(石言葉)
1月:【ガーネット(ザクロ石)】
石言葉・・・真実、友愛、忠実、貞操、勝利、活力、繁栄、生命力
2月:【アメジスト】
石言葉・・・誠実、調和、高貴、心の平和、真実の愛、決断
3月:【アクアマリン・サンゴ(コーラル)】
石言葉(共通)・・・沈着、勇敢、聡明、幸福
(アクアマリン)富
(サンゴ)成長、長寿
4月:【ダイヤモンド】
石言葉・・・清浄無垢、純粋、純潔、純愛、不屈、永遠の絆、不変
5月:【エメラルド・ジェダイト(ヒスイ)】
石言葉(共通)・・・幸運、幸福
(エメラルド)希望、安定、誠実、健康、夫婦愛、明晰、満足、喜び
(ジェダイト)長寿、徳、忍耐、調和、飛躍、安らぎ、平穏、健康
6月:【パール(真珠)・ムーンストーン】
石言葉(共通)・・・健康、富、長寿、円満
(パール)清潔、純潔、素直
(ムーンストーン)純粋な恋、永遠の愛、、愛の予感、癒し
7月:【ルビー】
石言葉・・・情熱、勇気、勝利、仁愛、良縁、威厳、純愛、純情、愛、色気
8月:【ペリドット(カンラン石)・
サードニクス(サードオニックス)】
石言葉(共通)・・・夫婦の幸福、和合
(ペリドット)安心、平和、優しさ、信じる心、前向きな心
(サードニクス)幸せな結婚、家庭円満、情熱、絆、厄除け
9月:【サファイヤ】
石言葉・・・慈愛、誠実、徳望、成功、忠実、高潔、崇高
10月:【オパール・トルマリン】
石言葉(共通)・・・心中の歓喜、安楽、忍耐
(オパール)純粋無垢、幸運、創造、希望、活力
(トルマリン)希望、寛大、愛情、潔白、出会い
11月:【トパーズ・シトリン】
石言葉(共通)・・・友情、希望、潔白
(トパーズ)誠実、成功、繁栄、知性
(シトリン)社交性、自信、金運、生命力、輝き
12月:【ターコイズ(トルコ石)・
ラピスラズリ・タンザナイト(瑠璃)】
石言葉(共通)・・・成功
(ターコイズ)強運、繁栄、開放
(ラピスラズリ)崇高、威厳、幸運、健康、愛和
(タンザナイト)高貴、冷静、空想、自立、神秘、知性、愛
誕生石、こんな話も(雑学)
人に話せる雑学として、少しだけ記載しておきます。
ルビー と サファイヤ
7月の誕生石ルビーと、9月の誕生石サファイヤは、実は、色違いの同じ石だったんです。 鋼玉(コランダム)といわれる石の中で宝石としての価値があるものの内、色が赤いものをルビーと呼び、赤くないもの(青に限らず)をサファイヤと呼びます。
結晶に不純物イオンが混ざることで様々な色になるのですが、クロムイオンが不純物として混ざったものが赤くなり、これだけをルビーというのです。
18世紀までは赤い宝石をすべてルビー(ラテン語で赤の意味)と呼んでいた経緯があって、それが今日のこのような呼び方の違いとなっているのです。
サファイヤは英国王室で愛用され、ダイアナ妃やキャサリン妃が婚約指輪として受け取ったのもサファイヤでした。
アクアマリン と エメラルド
3月の誕生石アクアマリンと5月の誕生石エメラルドも、実は色違いの同じ石です。
天然ベリルという鉱物に鉄が混ざったものは水色になりアクアマリンと呼ばれ、クロムが混ざったものは緑色になりエメラルドと呼ばれるのです。
エメラルド と クレオパトラ
5月の誕生石であるエメラルドは、世界三大美女といわれる古代エジプトの女王クレオパトラ(クレオパトラ7世フィロパトル、紀元前69年~前30年)が愛し、身に付けたり、また粉末にしてアイシャドウとしても利用していたと言われ、自分の名を付けたエメラルド鉱山さえも持っていたそうです。
アクアマリン と マリーアントワネット
3月の誕生石アクアマリンは、マリーアントワネット(フランス国王ルイ16世の王妃)がダイヤモンドと並び愛した宝石です。 中世ヨーロッパで、夜の照明の中で特に美しさが映えたことから、現在でも「夜の女王」と呼ばれている宝石です。
宝石の定義
宝石の世界的な定義は、第一は絶対的に【美しさ】、第二に【希少性】、そして第三が【耐久性(モース硬度7以上や耐熱性など)】の3つを備えていること。
ただし、モース硬度は7以下であっても、オパール・サンゴ・パールなどは、その美しさと希少性から例外的に宝石として扱われています。
参考までに、ダイヤモンドが硬度10、ルビーとサファイアは硬度9、エメラルドは硬度8、となっています。
なお日本では、日本ジュエリー協会と宝石鑑別団体協議会が基準を制定しています。
おまじないのようなもの?
これまでに挙げてきました、指輪をつける指の違いによるリングパワーや、誕生石に伝わるパワーのお話は、もちろん、効果が保証されるものでも、強い根拠のあるものでもありませんが、昔の人であればあるほどこのような未知のパワーを強く信じてきたものです。
大昔の貴族がその権力を保つためのお守りでつけていたり、戦場に向かう時に強く勝利を願うリーダーが身に付けていたりといったことがあったようです。
確かに、おまじないのようなものではありますが、「信じるものは救われる」という言葉もあるように、何か強く願うことがあって、しかもそれが叶うかどうかとても不安だという時に、人の心を支えてくれるものになるのです。
しかも、もしかしたら本当に未知の力がある可能性だって否定はできませんよね。
ともかく、効果がどうだと言う以前に、何かにすがりつきたいと思う人が、密かにこれらのパワーがあると言われることを信じて身につけていれば、自信とやる気が生まれ、実際に良い結果につながることがあっても全く不思議はないと思います。
皆様もぜひ、リングパワーや誕生石のパワーを利用してみてはいかがでしょうか?
少なくとも、心の安らぎにはつながると思いますよ・・・。
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結婚相談所イトサーチKIKUCHI