子供がどんどん減っていく

  【 コンテンツ 】
 これまでの出生数は?
 日本の人口は減っていく
 女性は子供を産まなくなったの?
 結婚が増えないと子供も増えない

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 現在は、<少子高齢化>と言われて久しいですが、子供が少なくなったことについて、現在どういう状況なのかということと、『子供が減るのは今のお母さんたちのせいなの?』という疑問について少しお話します。

これまでの出生数は?

 日本で子供が生まれた人数<出生数>は、戦前はほぼ200万人強で横ばい推移していましたが、戦後、帰還した人たちによる第一次ベビーブーム団塊の世代・1947~49年生まれ)により1949年度には269万人という最大の出生数を記録したのち一度急激に減少したのものの、彼らの子供達が成人となって子を産んだ第二次ベビーブーム団塊ジュニア世代・1971~74年生まれ)によって1973年には209万人となりました。

 この2つの出産ブームの山を越えて以降は、<出生数>は50年近く急降下を続けること(一部、微増の年度はある)となり、昨年2019年度では86.5万人にまで減少しましたが、これは、前年比でも5.9%もの減少で、調査開始(1899年)以来最も少ない人数でした。
 そして今年はコロナウィルスの影響もあり、2020年度予測が85万人、さらに来年2021年度には80万人を割り込むだろうとも言われており、国の人口予測の想定を上回るペースで減少が進んでいます。

1926年 210.4 万人(昭和元年)
1935年 219.0 万人(戦前の最高値)
1949年 269.6 万人
     (第一次ベビーブーム最高値)
1966年 136.0 万人
     (この年だけ丙午で急減少)
1973年 209.1 万人
     (第二次ベビーブーム最高値)
1989年 124.6 万人(平成元年)
2001年 117.0 万人
     (21世紀スタート)
2016年  97.6 万人
     (初の100万人割れ)
2019年  86.5 万人(現在)
2020年  85万人(予測)

 既に団塊ジュニア世代が40代後半となっている影響や、出産世代である15才から49才の女性人口は今後着実に減少する上、晩婚化の加速と、結婚をしない人の増加もあり、今後も<出生数>がますます減ることは確実でしょう。

日本の人口は減っていく

 <出生数>の合計が減少すれば、その20年後~40年後に生まれてくる子供の数が減ることは当然なのですが、生まれた合計人数を見るのではなく、「一人の女性が生涯に出産する子供の数の平均値」を見るものとして、<合計特殊出生率>というものがあります。

 <合計特殊出生率>は、15歳から49歳まで各世代の女性の年齢別出生率を合計して算出されるものです。
 単純に考えれば、この数値が2.0であれば、男女2人である夫婦から2人が生まれることになるので、その世代の人口は増減しないこととなりますが、現実的には様々な理由での死亡がある為、同じ人口を保つために本当に必要な<合計特殊出生率>は、2.07~2.08 といわれています(人口置換水準という)。

 しかし、日本での実態は、第二次ベビーブーム直後の1975年の 1.91 以降は、一度も<2.0>を超えることすらなく、緩やかにドンドン下がり、2005年には過去最低の1.26を記録、その後に若干戻したものの、昨年(2019年度)の<合計特殊出生率>は、1.36 でした。 つまり言い換えれば、2人から1.36人が生まれているということです。

 さらに、都道府県別で<合計特殊出生率(2019年度分)>の低い県をみると、「東京都」が最も低く1.15、続いて「宮城県」1.23・「北海道」1.24・「京都府」1.25、そして5番目に「埼玉県」の 1.27 が入っていました。

 このことから日本の少子高齢化と、それによって人口がどんどん減少していくことは、すでに深刻なレベルであることが分かるはずです。

女性は子供を産まなくなったの?

 では<合計特殊出生率>の減少分は、単純に女性が以前より子供を産まなくなった分なのかというと、そういうことでもないようです。

 重要なことは、この<合計特殊出生率>は未婚女性(独身女性)もその分母に含んだ数値だということです。 ということは、結婚しない人の割合が増えれば増えるほど<合計特殊出生率>は自動的に下がるのです。

 現在は男性も女性も、一生結婚しないという選択をする人が50年前と比べると約3倍も増えていますので、ここからみても当然<合計特殊出生率>は下がって当然な訳です。
 このことから<合計特殊出生率>に意味があるのか、と疑問を投げかける専門家もいるようです。

 そこで、<妻>となった女性が子供をどれだけ産んだのかをみる為に、分母から独身女性を除き、結婚している女性のみにしたもの、すなわち1組の夫婦が最終的に持つ子供の数<完結出生児数>で見ると、これも少しは落ちてはいるものの、1972年の 2,20 から2015年の 1,94 までそれほど大幅に減っている訳ではないことと、現在でもほぼ2人を出産していることが分かります。

< 完 結 出 生 児 数 >
調査年 / 結果     調査年 / 結果
 1972年<2.20>   2005年<2.09>
 1982年<2.23>   2010年<1.96>
 1992年<2.21>   2015年<1.94>

 つまり、現代女性が子供を産まなくなったということではなく、子供の数が減った一番の理由は「若い女性の人数自体が減少」、二番目には「女性の晩婚化と生涯未婚の割合の増加」なのです。

 上記をまとめて言い換えるならば、「母になれる人数が大幅減少した」ことこそが、子供が減った大要因なのです。(44才までの既婚女性の人数は、1985年と30年後の2015年では約4割も減少しています)

 更にこれに一定数の「結婚したけれども子を持つことが出来ない」という夫婦が上乗せされることで、現在の深刻な少子化につながっています。

 「結婚したけれども子を持つことが出来ない」夫婦の増加は、前述の<完結出生時数>が近年若干減少していることにつながるのですが、要因には様々なものがあるものの、やはり、現在で一番大きなものは「経済的理由」のようです。

→ こちらもどうぞ① <結婚式する?しない?> ←

→ こちらもどうぞ②<オンライン結婚式が盛況> ←

 現代は、結婚適齢期の男女の非正規雇用は増え、また、たとえ正社員であっても昔のような企業の終身雇用も崩れている中、逆に子供に掛かる教育費は以前よりも上がっています。 男性の育児休暇も、制度はあっても取れない方がほとんど。 とにかく将来的な安定と安心が得にくい時代なのです。 これでは子を持つことに不安を感じ、慎重になる夫婦が増えることは当然の成りゆきでしょう。

 また、『離婚』を年齢別に見た場合に、男女とも、30代から40代前半までが最も多く、離婚全体の約半数を占め、これが出産の年齢と一致することも少子化に拍車をかけています。

結婚が増えないと子供も増えない

 結局、若い男女の人数自体が大幅に減っている日本の現状では、すぐに子供の数を増やすことなど不可能なのですが、少しでも減少のペースを落とす為には、とにもかくにも今現在の結婚適齢期の男女の結婚割合を増やすしかないのです。
 もちろん将来への不安が大きければ結婚は増えませんので、ここは<政治>に期待し、社会が良い未来へ進んでくれることを期待する以外にないでしょう。
 多くの若い人が「自分も結婚したい」「自分も子を持ちたい」という未来の生活設計ができるような国であってほしいと願います。

 また、『結婚する気はあるが今は結婚しない』という人も大勢います。
 その理由の第一位は、男女ともに「良い相手との出会いがない」だということです。

 出会いには「積極的な何かしらの行動」が必要です。

 まだ20代で若く、とりあえずは恋人を見つけて、良さそうならゆっくりと付き合って相手を見極めたい、という方にはマッチングアプリなどの利用もお勧めです(ただし中には悪い業者もありますので十分注意して下さい)。 

 ただ、少しでも早く結婚をしたい方や、可能な限り悪い相手との出会いを避けたい方の場合は、結婚というものに条件と目的を絞り、すぐに結婚する意志のある人で最低条件をクリアできる人だけが集まる為、無駄なく活動ができる<結婚相談所>が一番のおすすめです。

 さらに、<結婚相談所>を含む「お見合い方式」で結婚されたカップルは、出会いの前から結婚後の条件を加味してお付き合いをする為、離婚の可能性も低くなるというメリットまで付いてきます。
 <結婚相談所>は、まさに「少子化かつ出会いの場がない」今の時代に合った、安心できて早く結婚したい人同士を結び付けるには、うってつけの場所なのです。

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(結婚はしたい、子供はいらないという選択も)

→ <子供は欲しいですか?>もご覧ください ←

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結婚相談所イトサーチKIKUCHI

子供は欲しいですか?

  【 コンテンツ 】

 とにかく子供が欲しい!

  (子への愛情)(育児面)(経済面)
  (お相手に対する愛情)
  (こだわりの強さ)
  (子に恵まれない場合)
 子供好きな相手を探す?

  (子供好きな相手を選べば大丈夫なのか?)
 親になりたいなら年齢は重要!

  (子供が出来る可能性)
 多様な選択がある

  (子供はいらない!もアリ)

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 結婚を願うあなたは、子供が欲しいですか?
 子供がはしゃぎ回り、家族みんなが仲良し、結婚の先にそんな明るい家庭を夢見ている人は大勢いると思います。 確かにそんな家庭に憧れるのは普通の感覚ですよね。

 でも・・・決して簡単なことではないのです。 というより、簡単に手に入る人もいるのですが、どんなに願っても手に入らない人だってたくさんいます。

 「結婚」とは何か?、そして「子供を持つ」とはどういうことなのか?
 婚活をするにあたり、一度少し考えてみていただきたいと思います。

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とにかく子供が欲しい!

 「結婚」をする大きな理由に、「子供が欲しいから」ということを挙げる方はたくさんいらっしゃいます。 年齢でいえば特に、女性は40才前後まで、男性は50才前後までの方は、これを結婚したい理由に挙げることが多いようです。

 「子供が欲しい」ことが理由であることは決して間違いでなく、むしろ正常な感覚でありますから、これが理由であっても全く構わないのです。 ただ、様々なことを理解していないと、幸せな人生を歩むことは出来なくなります。 子供を検討するにあたって大切なことを、以下に6つ記載しておきます。

 まず第一に「子への愛情」
 子供を持つならば、当然のことながら子供を本気で愛し、その子を幸せにしたいと思える人であることが重要です。 そして、子供にとっての幸せとは何なのかを考えてあげられる親でなければなりません。 いつまでも両親の仲が良いことや、一緒に楽しい時間を多く過ごせるか、なども、子供にとっての幸せの大きな基準になります。

 第二に「育児面」。
 核家族化の進んだ現在の日本では、想像以上に育児は精神的にも肉体的にもたいへんなものです。 少し成長しても、今度は保育園入園などの待機児童問題や、家庭によってはお受験など、前述の「愛情」がなくては到底できない様々な労力を要するイベントが次から次へと迫ってきます。 これを苦労と思わず、事前に考えておける人であることも必要です。

 第三に「経済面」
 子供を育てる為にはお金もかかります。 子供にどこまでの教育を受けさせるのかなども含めて、ある程度の経済的な試算をしておく必要があります。 子供一人を育てるのに必要な金額は、たとえ大学まで公立だけで進んでも2千万円前後もかかるとのこと。 出産を検討する夫婦が半数を超える年収ラインは、夫婦の年収合計で600万円だそうです。 女性の場合は、単に収入の問題だけでなく、キャリアを選ぶか子供を選ぶかという人生の大きな選択を迫られる場合も多いでしょう。 当然、2人目3人目と子供が増えれば、親の経済的負担もどんどん増えていきます。 場合によっては、逆に不妊治療の支出を考えなくてはならない場合だってあります。 また、子供が何歳の時には何々をしなければならないから、その為には、自分たちが何歳の時にどうしなければならないのか、という年齢の逆算をしておくことも必要となります。

結婚はするけど<結婚式はしない>選択
→【結婚式する?しない?】もお読み下さい ←

もしかしたら補助金もらえる?
→ 結婚新生活支援事業費補助金 ←

 第四には「お相手に対する愛情」
 同じ「子供が欲しい」であっても、結婚を考えているお相手が「子供が欲しいので結婚したい」と思っているのならばともかく、「相手は誰でもいいから、とにかく子供が欲しい」という気持ちの人であったら、それでもその人と結婚したいという方はあまりいないでしょう。
 当たり前のことで言うまでもないのですが、たとえお見合い結婚であっても、愛せるお相手と結婚するべきです。

 第五には「こだわりの強さ」
 結婚後に、男性だけが強く「子供」にばかりこだわれば、女性側は「私は子供を産む道具なの?」と憂鬱になるでしょうし、逆に女性だけが強く「子供」にばかりこだわれば、男性側は、「俺はただの生活の為のATMか?」という気持ちになることもあるでしょう。 子を持つことに対する夫婦の気持ちの強さまで一致してこそ、幸せで明るい家庭を望むことができます。

 そして第六には運悪く「子に恵まれない場合」
 子供を持つことが目的で結婚したとしても、子に恵まれ、子供と一緒のにぎやかで温かい家庭が手に入るという保証はどこにもありません。 たとえ子供が持てなくとも、家族として幸せに暮らしていけるお相手であるかどうかということ、すなわちパートナーに対する<強い家族愛>が、とても重要です。 子に恵まれるかどうかは、二人の年齢にも大きく影響され、女性はもちろんのことですが、男性も年齢が上がれば上がるほど子供ができる可能性は低くなります。(卵子と精子の老化・・・女性も男性も35才頃からとのこと。但し個人差あり。)

子供好きな相手を探す?

子供好きな相手を選べば大丈夫なのか?

 子供が欲しいと思う場合には、当然、その夫婦が「子供が欲しい」と思っていることが必要です。 「だからお相手には、子供好きな人を選ぶので大丈夫」、は、正しいでしょうか?

 男性にしても女性にしても、「子供は大好き、でも自分の子供はいらない」という人が一定割合います。 それには、経済的な理由であったり、趣味など自分の生き方を優先したいという理由であったり、自身の病気等の理由であったり、女性ならば仕事のキャリアが理由であることも多くあります。
 これ以外にも様々な理由があると思われますが、とにかく、「結婚はしたいけど子供はいらない」という<子供好きな方>もそれなりに多いのです。

 つまり自分が、子供のいる家庭を持ちたいのであれば、相手が<子供好きか>を基準にするよりも、相手が<子供を欲しいと考えている人か>を基準にすることが大切です。
 結婚前に「子供は苦手」と思っている人であったとしても、その人が<自分の子供は欲しい>と考えてさえいれば、実際に生まれたのちに、とても子煩悩なパパまたはママになっていることだってあります。

 また、自分は親になる自信がない、という人であっても、子供を育てている内に親らしくなることは多いもの。 子は親が育てるものですが、子によって自分もまた【親】という存在に育ててもらえるのです(もちろん例外もあります)。

親になりたいなら年齢は重要!

子供が出来る可能性

 親になる為には、つまり子供に恵まれる可能性を高くする為には、親となる二人の年齢はとても重要です。

 上にも少し記載しましたが、個人差はもちろんあるものの、女性も男性も35才あたりを境に、子供ができる可能性は低くなっていきます。 これは卵子と精子の老化が、考える以上に早く進むことによります。

 女性は、妊娠する力(妊孕力=にんようりょく)が35才頃から急激に落ち(20代の頃の3分の1程度にまで)、40代に入れば、自然妊娠で子を授かることができるのは、幸運に恵まれた一部の人だけ(不妊治療を受けた方を含めても40代での初産は全出産の4%程度)という状況になり、さらに45才以降では医療の助けを借りたとしても妊娠できる女性は極めてわずか(全出産の0.2%程度)となります。

 女性の場合は平均的には、妊娠の確率(妊孕力)が一番高くなるのは24才~26才とのことですが、35才以上での出産は高齢出産と言われる(日本産婦人科学会での定義)ように、母体にも胎児にもリスクの高い出産(死亡・流産・異常など)となります。 また、たとえ自分が20代で若いとしても、あまり年上過ぎるお相手を選んだ場合には、やはり下記のとおり男性が原因で妊娠しにくくなってしまいます。

 男性も、女性ほど急激ではないものの、精子の老化により同じく35才頃からは妊娠させる力が確実に落ち、逆に異常を引き起こすリスクは増加していくとのことなのです。

 男性の場合は、その知識がない方が多く、子供を持つにあたり、自分の年齢は関係ないと思っている方が多数で、例えば50代の男性であっても、お相手探しでは、子供が欲しいからと34才以下の女性を希望する方が多いようです。
 男性が原因で妊娠できないこともあるという事実を、多くの男性が知る必要があります。

 そして、当の女性側の実態としては、あまり年上の男性は「恋愛対象にも結婚対象にもならない」「話が合わない」「無理に話を合わせている」「おじさんだとしか思えない」などと考える方が多いようですので、まず婚約まで到達する可能性は限りなく低いです。

 更には、運良く若い女性と結婚までたどり着いたとしても、前述の通り、自分(男性)が理由で<不妊>ということになる可能性が高くなりますし、まして女性は、自分が子供を産むために選ばれたと知れば、決していい気はしないことでしょう。

 なお、アメリカにおいては、夫婦の年齢が離れれば離れるほど、その<価値観>の違いから、後の離婚につながっているという調査結果も出ているようです。

 このようなことから、子を持ちたいのであれば、女性も男性も20代から33才頃までのうちに、年齢の近いお相手と結婚することが理想なのです。

 もちろん、夫婦ともに40代以上であっても子供に恵まれる可能性はゼロではなく、希望は持てます。 しかし、もう一つ重要なことは、親が高齢になればなるほど、新生児に異常がみられる可能性も高くなるということ。 40代以上で子供が欲しい方は、このような深刻なリスクについてもご夫婦で良く調べてこれを知った上で、婚活および妊活をする必要があります。

 特に重要なことは、<子を持つことに関する知識を男性側がしっかり持つこと>でしょう。
 子を産む女性は、当然ながら多くの知識を集めようとしますが、これに対し多くの男性は知識を持とうともせず、「そのうち子供ができるさ」と軽く考えがちだからですが、男性も不妊治療の現実を含めて、知識を持っておくことが必要なのです。 

 ちなみに、日本の平均初婚年齢は50年前の1970年度では男性26.9才で女性24.2才だったのですが、2000年度では男性28.8才で女性27.0才、そして現在の全国平均初婚年齢は2019年度で、男性が31.2才、女性が29.6才と、時代と共にどんどん晩婚化が進んでいます。
 中でも、首都圏は初婚年齢が高く、全国平均を引き上げています。

 ただし、「平均」は特に高い年齢層が増えていることで引上げられているという事実もあります。 これによって「みんなの結婚が遅くなっているんだ」との勘違いを持たれやすくなっているのです。

 意識しておいていただきたいのは、現実的に【婚姻届が提出されている女性の最多年齢は26才】であり、決して30才頃ではないということです。
 ですから、妊活期間も考慮し、【特に女性は、子供を二人持ちたいならばなるべく28才までには結婚、子供を一人が希望でも32才までには結婚すべき】だと一般に言われています。

 ご自身が30才以上で、まだ特定の相手はいないけども<絶対に子供が欲しい>方であれば、結婚相談所を利用されることは、時間を考えればやはり一番確実で賢い選択であると考えます。

 女性で32才を過ぎていたとしても37才くらいまでに結婚すれば、年齢と共に可能性は急速に落ちるとはいえ、まだ懐妊の希望は持てます。
( もちろん40代で妊娠される方も、割合は少ないながらおられます )

多様な選択がある

子供はいらない!もアリ

 現代は、人の結婚に対する考え方や子を持つことに対する考え方も多様化している時代です。 今や、結婚することも子を持つことも決して常識でも一般的でもなく、人それぞれが、どのように生きたいのかを、その人自身の考えに基づいて決めていけば良いのです。

 ただし、それには、しっかりと情報を収集して、本人が理解し納得した上で、結婚や子を持つことに関しての方向性を決めていただきたいと思います。

 「結婚なんてしない!」、そういう人生の選択をしている方々も今はたくさんいらっしゃいます。 独身を通す生き方もアリです。 初婚年齢が上がっている件は上に書きましたが、ここにはもちろん結婚できない訳ではなく、「結婚したくない」という方も多く含まれていて、実際は、このような考え方の多様化も、初婚年齢の数値を引き上げている原因の一つであるはずです。

 また、「結婚はしたいけど、子供はいらない!」という決断も、ご夫婦で二人のこれからの人生を話し合って決める選択の一つ。 現在でも多少は残っているものの、昔ほどは、夫婦に子がいないことで身内やご近所から何かを言われることは無くなりました。
 ただし、これからお相手を探す場合は、「子供はいらない」という同じ意思を持っている方を探すことが必要ですし、既にお相手がいる方の場合は、結婚前に子供を持つことに関して話し合い、意思を必ず一致させておくことが重要です。

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 以上、<子供を持つ>ことに関して、いろいろ考えていただく為、そして決断の根拠としていただくために記載してみました。
 この記事が少しでも皆様のお役に立てればと願っています!

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結婚相談所イトサーチKIKUCHI

結婚式、する?しない?

  【 コンテンツ 】
 結婚式なんてしない!
 結婚式の種類と始まり
 結婚式って何の為にするの?
 結婚式のトレンドの移り変わり
「結婚式」をしないのは正解か

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 昔は当たり前のようにしていた「結婚式」なのですが、近年では、「結婚式なんてしない」という選択をするカップルが多くなってきました。
 今や入籍をした夫婦の半数近くが結婚式を「しない」選択をする時代になっています。

 「結婚式」は何の為にするのか。 そして、やらないという選択をしたカップルは、なぜそのように決めたのでしょうか? これを読んでいる人の中には、「実際にこれから結婚をするので、結婚式をするかどうかで悩んでいる」という方もいると思いますが、それは、人生の分岐点における大きな決断の一つになります。

 そこで、「結婚式」をすべきなのか、やめるべきなのかの判断材料となるように、「結婚式」についてお話しをしてみたいと思います。

結婚式なんてしない!

 一般に「結婚式」と呼んでいるのは、「挙式」と「披露宴」を合わせたもののことですが、「挙式」は、二人が結婚の誓いを立てる儀式で、「披露宴」は結婚したことを多くの方にお披露目する場です。

 昭和の時代には、結婚をすれば当然のように行っていた「結婚式」なのですが、近年では「結婚式」をしないカップルがとても多くなりました。 いわゆる「ナシ婚」とも呼ばれているものですが、どのような理由で「しない」という決定をしているのでしょうか?

 「結婚式」をしないことを選んだ理由としては、やはり経済的な理由が一番大きいようです。
 結婚式にはお金がかかるというイメージが強い為、経済的に苦しいという方や、「結婚式」に大金を使うよりは、ハネムーンや今後の生活費に充てたい、と考えて「結婚式」をしないカップルが増えているようです。

 経済的理由以外にも、「結婚式」をする為には準備にかなりの時間と労力を取られることや、招待する人に対するおもてなしに気を遣うことなども、敬遠される理由のようです。

 また、時代の流れと共に、近年の若者世代の経済状況が変化していることに加え、かつての若者と現在の若者とは「価値観」が変わっていることが大きな理由となっています。

 これには単純に「画一的だから嫌だ」「価値や興味を感じない」「人前で恥ずかしい」「義務ではないから」という理由であったり、「授かり婚(できちゃた婚・おめでた婚)」や「再婚(子連れも含む)」の増加なども「結婚式」を行わないカップルの増加理由となっているようです(特に「授かり婚」は、今や結婚するカップル全体のの4分の1程度もあるとのことです)。

 また、2020年の場合は「新型コロナの影響」という特殊事情で「式を挙げたいけど、諦めた」というカップルも多かったはずです。(11月時点で24万組ものカップルが)

結婚式の種類と始まり

【現在の結婚式の種類】
 現在の日本では、信仰する宗教にはあまり関係なく、キリスト教式(チャペル式)、神前式、人前式、仏前式などの結婚式があります。

【日本の結婚式の始まり】
 神話レベルでは、イザナギとイザナミの国生み神話で、二人が結ばれたという描写が、日本の結婚式の起源だとも言われているようです。
 世界中で「結婚式」の習慣は大昔からあったのですが、宗教的な考え方の違いから、現実的には、日本では大正時代になるまでの長い間、庶民の間では「結婚式」を行う慣習はほとんどなく、自宅などに招待してお披露目会的な宴会をしていたに過ぎなかったようです。

 明治時代中期になって、皇族の神前式結婚式が新聞で全国に紹介されたことをきっかけに、民間では、ようやく大正時代あたりから神前式の結婚式が全国的に広がったそうです。
 1960年代~1970年代には神前式が大きく広がり、1980年代~1990年代になるとウェディングドレスと合うということからキリスト教式(チャペル式)が急拡大していきました。

結婚式って何の為にするの?

【結婚式を行う理由】
 では、「結婚式」は、いったい何の為に行っているものなのでしょうか?気になる「結婚式」を行う理由としては、下記のとおり様々なものがあります。

◎ お世話になった方々に感謝を伝え、今後の関係をより円滑にする場
 (若い二人の今後の人生を支えてくれる人との結びつきを強くする)
 (自分のパートナーを関係者に知ってもらい、認めてもらう)
◎ 二人に関係する人たちが一度に集まる貴重な場
 (親戚や仕事関係者などが、それぞれの繋がりを強化できる)
 (双方の親族が親しくなれる機会)
◎ 両親に感謝の気持ちを伝える親孝行の場
 (こんな機会でもないと、なかなか素直に言えないことも多い)
◎ 両親・兄弟姉妹・親戚・友人・同僚などに喜んでもらえる
 (皆から祝福をもらいながら、皆にも喜んでもらえる)
◎ 地方に住む親族にも遠出で貴重な体験をする機会を提供できる
 (観光も兼ねて遠出してくる方も多い・親戚へのおもてなし)
◎ 離婚をする可能性が低くなる
 (結婚式をしないカップルは、離婚率がかなり高くなる傾向に)
◎ 初めての大きな共同作業である
 (相手のことを、より詳しく理解するきっかけになる)
◎ これまでの自分の人生を振り返ることが出来る
 (人生の節目として、これから先を前向きに生きる力となる)
◎ これから始まる新生活と責任へのケジメ
 (儀式として二人に責任感と覚悟が生まれる)
◎ 二人が完全に主役になれる数少ない機会
 (二人にとって人生で最高に輝ける瞬間)

【結婚式を行う意味とは】
 「結婚式」を行う理由の中で、どれが大きな意味を持つのかは、人はそれぞれ異なる事情がある為、カップルによって答えは様々。
 ただ、「結婚式」は決して恋愛のゴールなどではなく、家族としてのスタートだという意識が重要で、そのスタートの儀式が「結婚式」なのです。

結婚式のトレンドの移り変わり

 近代の結婚式のトレンドは10年単位で移り変わると言われます

1960年代、高度成長期、神前式が全盛。
     披露宴の招待範囲が広がり、
     列席人数も急増。
1970年代、有名人の結婚式をテレビで
     見る機会が増え、
     ウェディングドレスへの
     憧れから教会式が注目される。
1980年代、現在【ハデ婚】と呼ばれる
     スタイル。 新郎新婦が
     ゴンドラで登場などの豪華な
     演出が好まれた。
1990年代、現在【ジミ婚】と呼ばれる
     スタイル。
     バブルの崩壊により、
     節約スタイルが好まれた。
2000年代、【ナチュラルウェディング】
     と呼ばれるスタイルが登場。
     アットホームなパーティ形式で
     楽しめるように工夫された。
2010年代、【ナシ婚】と呼ばれる、
     挙式や披露宴を行わない
     結婚スタイルが増加。

 消えゆく「仲人さん」

 かつて昭和~平成初期の時代には、当たり前のように会社の上司またはお世話になった人(御夫婦)に【仲人】をお願いしていたものですが、バブル崩壊と同時に始まった「ジミ婚」と共に、1990年代後半には全国的に【仲人】を立てた結婚式は激減し、特に首都圏においては【仲人】を立てた結婚式は、ほぼ無くなっています。

結婚式をしない、は正解か

 では、「結婚式」を行わない選択のデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。

デメリットとして考えられるのは、下記。
◎ 結婚の思い出となる写真がない、または少ない
◎ 関係者への挨拶を個別に対応する必要があり、
  手間と時間がかかる
◎ 結婚したのだという実感がわきにくい
◎ 結婚式の思い出も、しがらみもない為、
  比較的容易に離婚しやすい
◎ やっておけば良かった、と後々に後悔する
  可能性があること、など

 離婚に関しては、近い将来にオンライン離婚ができるようになる可能性が高いですので、更に、安易な離婚は増加するかも知れません。

→ 【 オンライン離婚 】についてはこちら ←

 デメリットの中でも特に、「後々の後悔」に関しては、実際に式をしなかった夫婦の6割~7割程度の人は年数を経て後悔をしているとの各種調査結果があるようです。 逆に「結婚式」を挙げた夫婦はその9割方が「やっておいて良かった」と考えているようです。

 また、男女によって「後悔」するポイントの違いもあります。
 <男性は、妻に花嫁衣裳を着せてあげられなかったことへの後悔>
 <女性は、一番幸せで美しく輝く瞬間を写真に残せなかった後悔>
などが、強く残るようです。

 様々なカップルに、様々な事情がありますから、一概に「結婚式」をした方が良いなどという答えは出せません。
 特に金銭面の事情は大きな問題ですので、【 カップルによっては「ナシ婚」にすることがベストな選択 】だと思います。

 ただ、様々な問題と価値観がある中であっても、ギリギリで悩んでいるラインにいるカップルの場合は、「結婚式」を挙げておくことを絶対にお勧めしたいと思います。
 なぜなら、何事も「やった後悔よりもやらなかった後悔の方が大きい」からです。

 「授かり婚」で「結婚式」をしないと決めたカップルであっても、いまどきは「マタニティウェディング」というものを行っている式場なども多くあります。
 また、「やっぱり今は無理だ」という場合であっても、入籍後、何年も経ってから結婚式を挙げたという人たちだって多くいます。

 なお、「ナシ婚」を選択したカップルの場合であっても、実は、完全に何もしないという人は少なく(ナシ婚の人の5分の1程度)、結婚指輪・新婚旅行・親族食事会・結婚写真など、何かしらは行うことが多いようですので、これも検討してみて下さい。

 以上、様々な判断材料となる情報を記載しておきました。
 ぜひ、「結婚式」をやるかやらないかをこれから門出を迎えるお二人で良く考え、お二人にとっての最善の結論を出していただければと思います。

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結婚相談所イトサーチKIKUCHI

「釣書」で自己紹介

   【 コンテンツ 】
「釣書」って知ってる?
「釣書」の昔と今
 納得!「釣書」の語源
 釣書はどう書く?
 家族書と親族書について

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「釣書」って知ってる?

 「釣書」という言葉をご存じですか?
「釣書」は「つりがき」又は「つりしょ」と読みます。

 縁談(お見合い)の時にお互いで取り交わすプロフィール、つまり自己紹介用の書面のことで、就職や転職時に書く「履歴書」縁談専用版だと考えていただければ分かりやすいと思います。

 世話人や仲人を通じて、お相手に自分という人間の情報を伝える為の書類であり、お見合いをするかどうかを決める為の資料となります。

 「釣書」という言葉は、元々は主に関西圏で使われ、関東圏では「身上書(しんじょうしょ)」と呼ばれることが多いのですが、同じ意味として使うことが多いです。

 ただ、最近では関東圏でも「釣書」という言葉が浸透し、こちらが使われることが多くなってきました。

 習慣として、関東よりも関西の方が「釣書」の交換は多いようですし、また、地方によってそれぞれの風習がありますから、お互いのご両親の出身地によっても、婚姻時の「釣書」に対する考え方が変わってきます。

 「釣書」と「身上書」は完全に同じ意味である、と説明されることも多いのですが、細かく言えば「身上書」という言葉は、例えばお受験などで提出する書類などとしても使われる為、「身上書」の中の縁談専用のものが「釣書」である見方もできますし、逆に「身上書」に「親族書」(親族の紹介)を足したものを合わせて「釣書」と呼ぶ場合もあります。

 「釣書」は、恋愛結婚の場合には、あまり使用されることはなく、お見合い結婚の場合に使用するものなのですが、最近では、「かしこまった昔ながらの正式なお見合い」は減少し、たとえお見合いであっても「釣書」の交換をしない場合が増えていて、時代と共に「釣書」を用意する場面は少なくなってきているようです

 前述のとおり、地域や家庭によっても「釣書」に対する考え方は異なり、近年では、個人主義・個人情報保護・差別問題・宗教、などの影響から、「釣書」交換に否定的な考えを持つ家も、少なからずあるようです。

 ですから、必ず、事前にお互いのご両親に確認しておいて下さい。

 そして結婚相談所の場合は、そもそも、お互いがお見合い前に細かい登録プロフィールを確認していますので、現在では、「お見合い時」に別途「釣書」を用意する必要はありません。

 また、以下にも記載しておりますように、個人情報等の問題があり、トラブルとなることも実際にありますので、なるべく使用しないようにしている場合が多く、当店でもお勧めしていません

 もちろん、「婚約後に釣書の交換をする必要」があるならば、お互いのご家族が了承済みの場合は、問題ないと思います。

「釣書」の昔と今

 昔のお見合いは、親族やお世話になっている方からのご紹介がほとんどで、一旦、お見合いに臨んだならば、お断りすることはとても困難でした。 このため、両家に事前に渡される「釣書」(つまりお相手のプロフィール)をしっかり確認して、「この人とお見合いをするかしないのか」を判断することは、現在以上にとても重要なことでした。

 近年までは、縁談は家と家を結ぶものとして「家柄」をとても重視する傾向にあり、「釣書」は、この判断材料として重要度の高いものでしたが、現在の日本では、両家の家と家との縁談という考え方も少なくなってきて、「釣書」は、お相手の親兄弟そして祖父祖母程度までに対する、単なる自己紹介用の書面として利用されることもが多くなりました。

 ただし逆に言えば、現在では、それぞれの「家」によっての「釣書」交換の重み(考え方)が異なる為、必ず両家でのすり合わせが必要です。

【 個人情報保護にも考慮が必要です 】

 また、昨今は「個人情報」の保護と管理が厳しく問われる時代です。下に記載してあるように「釣書」の中身は、おおざっぱなものから、とても細かいものまで様々です。

 そして細かくなればなる程、重要な個人情報のかたまりとなりますし、また、「家族書 や 親族書(下の説明へ)も交換する場合には、さらに本人以外の重要な個人情報も含む書類になりますので、「形式と伝統を守る」というだけでは済まない問題でもありますから、必ず、今の時代の流れによる「個人情報」に対する考え方の違いも十分に考慮した上で、両家の意向をすり合わせるようにして下さい。
( 御親戚の情報を記載する場合も、その御親戚本人からの了承を得て下さい )

 また、交換すると決めた場合には、強く希望する側から先に提出し、相手は項目を合わせて記載するようにすることが良いでしょう。

納得!「釣書」の語源

 「釣書」の意味を「良い結婚相手を釣り上げる為の書類だから」と誤って理解している人も多いのですが、魚を釣る方の「釣」ではなく、本来は「縁談に臨む二人の身分や両家の家柄などに、ちゃんと釣り合いがとれているのか」を仲人および両家が事前確認する為の書面であって、「釣り合い(均衡の意味)の ” 釣 ” 」なのです。

 他にも、「釣り合うかどうかの確認」ではなく、「縁談に臨む二人を、平等な立場にまで引き上げて釣り合いを取る為の書面である」という説や、「系図」(家系図)の見た目が名前を線でつないで文字を釣っているように見えることから、とする説などもあるようです。

 ちなみに、お見合いは鎌倉時代に始まったといわれていますが、当時はすべて身分の高い家同士の政略結婚だったので、昔の武家社会では縁談の際に必ずお互いが血縁関係を示した「系図」を交換していたのです。(お見合いが一般の人にまで広がったのは江戸時代)

<運命の赤い糸>で相手を釣り上げる意味かと思った! という方は、
→【運命の赤い糸の由来】も是非お読み下さい ←

釣書はどう書く?

 まず、釣書を用意する場合は、一方だけになることがないように、相談の上、必ず両家で用意するようにします。
 また、記載する情報量も基本的には両家が同じになるようにします。

 基本的には縁談のお相手に向けて対して、自分と二親等までの親族を紹介する内容の書面であり、基本的には本人が書きますが、親御様が書かれる場合も多いようです。

 実は、「釣書」には「必ずこう書かなければならない」という決まった書式はなく、記載する内容もどこまで細かく記載するかは自由です。

 正式には、用紙は白無地の「奉書紙」(和紙)に「毛筆」で「縦書き」で記入、白無地の封筒に入れ、仲人も中身を確認する為、「封は閉じないで」おきます。 また、封筒の表に「釣書」と記載し、釣書の最初の部分が上になるよう三つ折りにします。

 現実的には完全な正式にこだわる必要はなく、便箋にペン書きで記入が一般的です。
 用紙は、上質紙・和紙・市販の便箋など、サイズは、便箋サイズまたは、A4・B4・B5サイズで、白無地がベストですが、罫線入りを使用する場合は、必ず「縦書き」にします。 また筆記具は、筆・筆ペン・黒の万年筆・ボールペンを使用し(鉛筆は不可)、封筒は白い無地のものを使います。

 なお、本来は「釣書」をパソコンで作成することは避けた方が良いのですが、パソコンの筆書きフォントなどを使って作成する人も実際には増えてきているようです。

 但し、お相手の家柄によっては、認められない場合や不快な気持ちにさせてしまうこともある為、必ず事前にお相手とご両親に相談してからにして下さい。

 また、この場合は、片方だけが手書きになるよりも、両家が合わせた方が良いでしょう。

 そして通常、一般的なお見合い用の「釣書」には写真も同封します。 写真は、お見合い用写真が1枚とスナップ写真が1・2枚程度が良いでしょう。

【 釣書の記入項目 】

前述したとおり、「釣書」の書式に決まりはないのですが、最低でも下記項目を記載します。

 ・氏名(ふりがな)、生年月日、住所、
  現在の勤務先、趣味特技

細かく記載する場合は、下記のような内容を入れます。

 ・氏名(ふりがな)、生年月日、現住所、
  本籍地、学歴、職歴、現在の勤務先、
  年収、資格、趣味特技、身長と体重、
  アピールポイント、宗教、病歴、
  譲れない条件、など

 宗教や病歴、さらには借金・親との同居・離婚歴などについても、「釣書」には記載しないまでも、必ず口頭ではお相手に伝えておくことが最低限のマナーです。

 生年月日は和暦で記載し、年齢は必要ありません。 住所や本籍は省略せずに都道府県からすべて記載します。 学歴は一般的には中学校卒業から書きますが、特に名門の場合は幼稚園や小学校を記載しても構いません。

 なお、釣書が複数枚必要な場合であっても、必ず枚数分すべて手書きで作成して下さい。コピーは使用不可だと思って下さい。

家族書と親族書について

 「家族書・親族書」は、その昔「親族一同が結婚を認めた」という証書代わりにもなっていたものだそうですが、本来は結納の場で交換します。 結納を行わない場合は、顔合わせの食事会で交換することが多いです。

 「家族書」(かぞくがき)は「本人から二親等までが書かれた書類」で、本人・両親・兄弟姉妹・祖父母までの親族について、氏名、生年月日、住所、勤務先や部署・役職名などを記載したものです。 家族書に記載する内容は、事前に相談の上、両家で統一させるようにして下さい。
 「親族書」は「本人から三親等までが書かれた書類」で、家族書に書かれる二親等に加え、叔父・叔母・甥・姪・義兄義姉までについて記載するものです。

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結婚相談所イトサーチKIKUCHI

結婚新生活支援事業費補助金(埼玉県内)

   【 コンテンツ 】
 えっ!結婚で60万円もらえる?
 新婚新生活支援補助金の対象
 どんな費用を負担してくれる?
 埼玉県内の対象市町村(令和2年度)
 結婚新生活支援補助金をもらいたい

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えっ!結婚で60万円もらえる?

 2020年9月20日、内閣府は少子化対策として実施されている「結婚新生活支援事業」について、来年度(2021年4月)から補助金を現在の30万円の上限金額から60万円への倍増と、条件緩和の方針を固めたことを発表し、当初は大々的にニュースになっていたものの、その後ほとんど話題になることもなくなりました(2020年11月現在)。

 新婚世帯の家賃・敷金・礼金、引越費用など新生活にかかる費用を一部補助する「結婚新生活支援補助金」なのですが、9月の発表当時 結婚すれば一律60万円もらえるのか?】とニュースに飛びついた人も多いはず。
 しかし実際には「ほとんどの人は対象外」だったということが広がった為に、世間では一気に興味が薄れたのかも知れません。

新婚新生活支援補助金の対象

 9月当時に調べた方も多いかとは思いますが、あらためて、そもそも対象はどういう人なのかを、再度、以下に記載しておきたいと思います。
 細かい条件はたくさんあるものの、大きくは、以下の通り。

 ・「結婚新生活支援事業」を実施している
    市区町村に住み、
 ・ 新たに婚姻届けを出した夫婦であること、

    に加え
 ・(2021年3月までは下記の方)
    入籍する日の年齢が34歳以下、

    世帯所得が約480万円未満
 ・(2021年4月以降は下記の方)
    入籍する日の年齢が39歳以下、

    世帯所得が約540万円未満

 となっています。

 では、「ほとんどの人は対象外」とはどういうことなのでしょうか?
 まだご存じない方の為に、以下にまとめておきます。

 対象となる為には、そもそも、結婚後の住居を「この補助金制度を実施している市町村」にしなければ話にならないのですが、何と言っても、この「実施している市町村」が極端に少ないのです。 これだけでもほとんどの人は対象外となってしまいます。

 この制度は、元々、極めて限定された地域在住者への支援策であり、人口減少に悩んでいるなど、必要に迫られた市町村だけが実施しているものであり、不公平感などから早くから多くの批判がありました。

内閣府によれば、現在、全国1747自治体の内の281市町村(数で全体の16%程度)しか事業を実施しておらず、しかも、主要都市部では大都会東京都は完全に不実施、さらに首都圏・主要都市部はほとんどが対象外となっています。
 補助額の半額は自治体が負担する必要があることが、実施自治体が増えない要因となっている為、内閣府は補助率を3分の2に引上げる方針のようです。

 この対象市町村の問題に加え、年齢条件と世帯所得の条件(令和2年現在の条件では、婚姻日時点で夫婦が二人とも34歳以下であること、かつ、世帯所得が約480万円以下ということ)があり、これによっても、さらに、対象となる人が大きく減ります。
( 他にも、細かい条件が更にいくつかあります )

 また、補助金は自動的に交付されませんので、必ず、対象者が自分で申請する必要があるのですが、この手続きも、役所への提出書類が十数種類になる場合もある(市町村による)とのことで、これにより「もういいや」という夫婦も出てきます。

どんな費用を負担してくれる?

【 補助対象となる費用は以下のとおり 】

・新居の住居費
 < 新居購入費、新居の家賃・敷金・礼金・共益費・仲介手数料 >
・新居への引越費用

 < 引越業者や運送業者に支払った引越費用 >

実はこれまでも、補助金の額は少しずつ増額されてきました 。
参考までに、記載しておきます。(令和3年度は予定)

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補助金の上限金額の推移
平成27年度(当初)・・・上限18万円
平成28年度から ・・・ 上限24万円
平成30年度から ・・・ 上限30万円
令和3年度から ・・・ 上限60万円
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埼玉県内の対象市町村(令和2年度)

 埼玉県内での現在(令和2年度)の実施市町村は、下記の5市町村のみです。

 【 鴻巣市・小川町・横瀬町・長瀞町・美里町 】

(毎年同じ市町村とは限りません。令和3年度は変わる可能性があります)

 ★ 興味のある方は、各市町村のホームページで詳細ををご確認下さい。

結婚新生活支援補助金をもらいたい

 これまで述べたように、ほとんどの人が対象外となる「結婚新生活支援事業費補助金」ですが、何とかしてこの補助金をもらいたい、という方は、

 まずは、夫婦の年齢(婚姻日時点)が二人とも対象であるかを確認。

 次に、上記の【 対象市町村に新居を構える 】こと。
 埼玉県であれば、中でも鴻巣市は「人口10万人以上」の市町村であり、住みやすさ等では狙い目ではあります。

 その次は、世帯所得が対象であるかの確認ですが、ここでいう所得は、いわゆる年収とは異なり、ここから様々な「控除額」を差し引いた後の税務上の「所得」になりますので、一般的にいう「年収」よりはだいぶ低くなりますので、勘違いで諦めないで下さい。
 「お二人の所得」(世帯所得)がいくらになるのかを確認して下さい。
 (会社員は源泉徴収票で確認、自営業者等は確定申告書で確認)

 更に「所得」の条件については、結婚を機に寿退社する場合、年度内の収入があっても、離職の証明ができれば、収入はゼロとみなされますので、夫婦のどちらかが寿退社する場合は、対象となる可能性が上がります

 また、婚姻届の提出日と対象費用の支払日が、該当市町村でのそれぞれの対象期間内となることの確認にも注意が必要です。 市町村によって期間の条件が異なっている場合があるからです。

 なお、再婚であっても対象になりますし、引越後に入籍しても対象年度内に支払いがあれば対象となります。

 いずれにしても、30万円(令和2年度)の為だけに、対象市町村に無理やり住む選択をする夫婦も少ないと思いますので、たまたま実施市町村に住もうと考えていたという方、または、実施市町村も条件に合って結構いいな、とお考えの方は、各実施市町村のホームページで詳細をご確認の上、ぜひ、申請を検討してみて下さい

結婚を決めたらやることがいっぱい!
以下の記事も参考にどうぞ!
結婚を決めたらやるべきこと一覧

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結婚相談所イトサーチKIKUCHI

日本の特殊な『ハンコ文化』

 現在は、様々な生活の場面や仕事の場面等で、正式な書面手続きにはほぼ必要となる印鑑(判子・ハンコ)。

 結婚に関係する場面でも、当然、結婚相談所の入会にも押印、結婚式場やハネムーンの契約にも押印、「婚姻届」にも押印、引越しするにも押印、購入した家財を受け取る時も押印、さらには逆にお別れとなった場合の「離婚届」にも押印と、正式なものには何にでも印鑑を押すのが当然になっています。

 しかし、一旦海外に目を向けるとどうでしょう?
 世界では契約その他はすべて『サイン(署名)』というのが一般的で、様々な場面で印鑑がないと生活が出来ないような国は日本だけなのです。
 海外旅行に行ったことのある人や海外の企業と関係のあるお仕事の方ならば誰でも、日本は印鑑に関して特殊な国だということはご存じのはずです。

 菅内閣は、『デジタル化』の重要課題として『脱はんこ』を進めています(2020年11月現在)が、これまでも日本で『脱はんこ』が進まなかったのには、『日本の特殊なハンコ文化』の壁があるからです。

 ここではは少し【 日本の特殊なハンコ文化 】についてお話してみたいと思います。


 そもそも日本のハンコ文化は、いつ頃からあるのでしょうか?
 簡単に印鑑発祥の歴史から述べていきます。

印鑑発祥の歴史

 印章発祥の歴史はとても古く、世界の文明発祥と共に生まれ、世界各地で独自に発展しました。
 一番古くは紀元前5千年頃からあったようで、絵画的図案を用いて版画のような印章を使用していた古代メソポタミア文明や古代ペルシア文明などに対し、かなり遅れて、インダス文明からシルクロードを経由して古代中国を始めとした漢字文化圏に伝わったのは、紀元前4~5世紀だと言われています。
 古代エジプト文明や古代中国では印影に【文字】が用いられたのですが、日本とは異なり、中国では印鑑文化が根付くことはなく、「隋」「唐」の時代からは署名の文化が広がり、以後、中国での印鑑は「芸術」として発展してきました。
 日本で印鑑文化が根付き、独特の発展を遂げた理由には、日本は単一民族国家であったことや、日本人の苗字は種類がとても多くて重複が少なく、また画数が多く偽造されにくい文字であったうことなどが影響していると思われます。

印鑑がなければ生活出来ない国は日本だけ

 日本には「弥生時代」に当時の中国の「漢王朝」から「漢委奴国王の金印」を授けられた時に印鑑が伝わりました。 このように古くは中国から伝来したハンコ文化でしたが、日本では独自の発展を遂げ、江戸時代には、実印を登録させるための印鑑帳が作られるなど、既に「日本の特殊なハンコ文化」が社会に根付いていたようです。

 西洋では古くからサインが用いられ、日本への伝来元の中国も一般にサインまたは電子認証が用いられ、世界中で「印鑑がなければ生活出来ない国は日本だけ」ということになりました。
 印鑑登録制度についても2000年頃までは中国・韓国・台湾に辛うじて残っていたようですが、現在では登録制度は日本のみだということです。 1914年に日本から印鑑登録制度を導入した韓国も、ハングル文字は画数が少ないことから偽造が絶えず、2009〜14年の間に制度を廃止し、現在は電子認証を取り入れています。

 そして日常生活上で使用しているのは、もはや世界で<日本>と、かつての日本統治時代の影響が残る<台湾>のみというのが現状だそうです。
 ちなみに台湾では、基本的に夫婦別姓、かつ日本人ほど苗字の種類も多くないという事情により、日本の印鑑とは異なり、四角い印の中にフルネームを彫るのが一般的です。

 「ハンコ文化」が独自の発展を遂げた現代日本では、< 実印・認印・銀行印・訂正印・角印・請求印など >、印鑑の種類も目的に応じて多数あり、使い分けをしていて、法的な強制力や実務上の強制力を持ち、「印鑑がなければ生活が出来ない」特殊な国となっています。

日本の『脱ハンコ』

 そんな日本も、世界の流れに追いつくべく、企業レベルではこれまでも少しずつ「脱ハンコ」を進めていました。
 最近は、例えば生命保険の契約などでは電子サイン1つで取引が成立するようになっています。 これからも企業レベルではどんどん「脱ハンコ」は進んでいくことでしょう。

 今年(2020年)菅内閣が重要課題としている行政手続きの「脱ハンコ」は、様々な行政手続きのデジタル化を推進し、世界に追いつく為には必要なものでしょう。

 そして、行政手続の脱ハンコとデジタル化は、当然ながらこれからの婚姻届や離婚届にも変化をもたらします。 ただ、その先にある「オンライン離婚」については賛否両論あり、また開始するにあたっては様々な問題をクリアしていく必要があります。

→ →【オンライン離婚については、こちら】← ←

 印鑑の需要は確実に減少していて、印鑑専門店も現在では既に40年前と比べ3分の1にまで減少している中、当然、印鑑業界からの強い反発は出ています。
 しかし、中には頭をひねり、落款印(書や絵画に作者の証として捺印する印)などの趣味用の印鑑や、デザインを工夫した印鑑(例:文字の一部に猫)などの新しいアイデアで売上を大幅に伸ばしている印鑑業者もあるようです。

 日本がその「特殊なハンコ文化」のしがらみを乗り越え、そして多くの工夫を重ね、その良さを残しながらも「脱ハンコ」と「デジタル化」により「各種手続きの簡素化」を確実に進めることは、時代の流れからみても、国際社会としての日本のより良い未来の為には必要不可欠なことです。

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結婚相談所イトサーチKIKUCHI

オンライン離婚! 始まる??

(記事内容は、2020年10月現在の情報に基づきます)

新型コロナの影響で2020年に急速に広まった様々なオンライン化。
オンライン飲み会、オンライン会議、オンライン授業など、の広がりと共に、結婚相談所業界に関係するものでも、【→ オンラインお見合い ←】【オンラインデート】【→ オンライン結婚式 ←】など、オンライン化が広がっていています。

このような中、「婚姻届」や「離婚届」といった行政手続きにおける【脱はんこ】が強力に検討されていて、離婚すらも、賛否両論がありますが【オンライン離婚】が始まるのではないか、と言われています。 この【脱はんこ】と【オンライン離婚】について少しお話したいと思います。

国が進める、行政手続きの
<効率化・デジタル化・脱はんこ>

 2020年9月に発足した菅内閣は、河野太郎規制改革担当相の主導で、行政手続きにおける9割以上の「脱はんこ」を目指して進めている中、10月9日には上川法務大臣が、婚姻届や離婚届の押印について廃止する方向で検討していることと手続きのオンライン化も進めていくという考えを明らかにしました。

 現在の戸籍法は昭和22年に施行されたものなのですが、婚姻届および離婚届について「署名し印をおさなければならない(戸籍法29条)」と定め、夫と妻、更に証人2人の署名と押印が必要とされています。

 しかし、そもそも、婚姻届と離婚届は実印である必要はなく、認印で構わないとされている為、押印を無くすことでのデメリットは、それほど大きくはないのではないかと思われます。

『日本の特殊なハンコ文化』について 
→ → 詳しくは こちら ← ←

婚姻届・離婚届のオンライン化

 実は、婚姻届や離婚届を含めた戸籍関係のオンラインでの届け出は、既に2004年4月から制度上は可能となっているのですが、主に押印欄が障壁となり、現時点で導入している市区町村はないそうです。

 つまり、「脱はんこ」で押印欄が無くなれば、「オンライン化」も進めやすくなるということです。

オンライン化による心配な点

 「婚姻届」「離婚届」が、【脱はんこ・オンライン化】された場合、心配される点は主に二点。

 一つ目は、なりすましなど不正行為が増えるのではないか、という点。

 これには逆に、脱はんことオンライン化が進んだ方がむしろ不正行為のリスクは減る、という意見が強くあります。

 オンライン化を進める為には、本人確認の手段として、押印に代わり電子証明書を提出することが検討されているとのことで、現在よりも本人確認は厳格化され、手続きが効率化できるだけでなく、不正な届け出についても排除できて、リスクは減るという。

 ただし、これはマイナンバーカードを利用する案であることから、その普及率が全国で20%に満たない(2020年9月実績)現時点では、すぐに開始することは不可能なようだ。

 そして二つ目は、衝動的な離婚安易な離婚が増えるのではないか、という不安。

「離婚届」は「婚姻届」以上に慎重にしなければならないものですし、本来、相当期間冷静に検討したうえで結論を出さなければならないものです。

 夫婦喧嘩を全くしない夫婦はほとんどないと思われますが、激しい夫婦喧嘩のその直後に、興奮状態でスマホから簡単に「離婚届」を発信・提出できるのでは、離婚率が急増するのは目に見えています。

 実際に、離婚大国と言われるデンマークの事例では、2012年度に46%だった離婚率が、2013年7月にオンライン離婚が可能となると、2014年度には54%に膨れ上がったそうです。

 そこでデンマークの場合は、対策として、2019年4月に以下の新たな義務を新設。
 18才以下の子がいる場合には、(1)離婚成立まで3ヵ月の冷却期間を置くこと、(2)17項目のオンライン講座を受講すること。 この結果、2019年度の離婚率は35%にまで下がったとのことです。

 つまり、日本も【オンライン離婚】を開始する場合は、「衝動的な離婚・安易な離婚」を増やさない為の何かしらの対策を考え、これと共にスタートする必要があります。

 また、デジタル化先進国と言われるエストニアですら、婚姻届や離婚届に関してはオンライン手続きから除外しているにも関わらず、日本の目指す方向性はズレている、と指摘する声もあります。

オンライン離婚 は、すぐには始まらない

 このように、まだまだ様々な問題を解決せずにはスタートできない「オンライン離婚」ですので、すぐに始まるものではありません(2020年10月現在)が、流れ的には、近い将来そうなる可能性が高いことは確かであると思われます。

 ともかく、「行政手続きの効率化」とはいえ、中でも人生に多大な影響を及ぼす「婚姻届」や「離婚届」のオンライン化については、特に慎重さが求められる為、効率性よりも、とにかく【確実性と安全性】を最大限重視して、十分に検討の上開始して欲しいものです

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結婚相談所イトサーチKIKUCHI

オンライン結婚式が盛況

オンライン結婚式とは?

【オンライン結婚式】は、他にも【オンラインウェディング】【リモートウェディング】【ネット結婚式】【WEB結婚式】【リモート婚】など、様々な呼び方があります。

【今年(2020年)、新型コロナウィルスが流行し出したことから、結婚式の延期を決めたカップルや、家族だけで行う家族婚にしたカップル、結婚写真を撮影するだけ(フォトウェディング)にしたカップルなど、それぞれが苦労と我慢と工夫を重ねていますが、そもそも式を挙げること自体を諦めるカップル(いわゆる「ナシ婚」)も出ていた中で、急激に伸びてきた新しい結婚式の在り方が【オンライン結婚式】です。

<オンライン結婚式ならではのメリットは?>

・遠方に住む方にも気軽に参加してもらえる(気軽に招待できる)
・ご高齢の親戚の招待にも、体調等を気に掛ける必要がない
・天候や季節に左右されず、雨天や気温も気にならない
・費用がかなり安く抑えられる
・準備期間が大幅に短縮できる
 (リアルでは約半年、オンラインなら最短2週間程度から)
・新型コロナなどの感染不安も全く関係ない
・海外や船の上の結婚式などにも簡単に対応できる
・各種打合わせもオンライン上で済んでしまう(業者による)

<オンライン結婚式のデメリットは?>

・機材トラブルが命取りとなる為、リハーサルが特に念入りになる
 (リアルの結婚式が約30分、オンラインの場合は約1時間半目安)
・参加者(招待客)側も、映像や音声のトラブルが起きる可能性あり
・ある程度の年代以上の方にはやはり違和感が強い
・本人たちも、目の前に人がいないことに虚しさを感じる場合あり
・どうしてもリアルな結婚式に比べて、盛り上がりに欠けてしまう

<どこが運営してる?>

 運営会社としても、結婚式場・写真館・プロヂュース会社・イベント会社・オンライン結婚式専門会社も現れるなど、様々な企業がそれぞれに、新しい結婚式の在り方のアイデアを生み出しています。

<どんなやりかた?>

 当然、そのやり方にも様々あり、YouTube などを利用して挙式や披露宴の様子を生配信し、招待客側は自宅などから結婚式の様子を視聴して、チャット機能を使ってお祝いコメントを伝えることも出来るというものや、ZOOM 等を利用して招待客との会話も楽しめるものなどがあり、その結婚式自体も、正規の結婚式上での挙式を送信する以外にも、自宅やその他の施設で結婚式を挙げて送信するものや、更には海外での挙式や披露宴に日本でビデオ参加していただくなどという、オンラインならではのものもあります。
 ZOOM 利用の場合は、1画面に25名まで表示される為、25名以下でリモート結婚式を実施すれば、全員が観客席の1列目にいる感覚になり、一体感も生まれます。
(設定を変更することで、1ページで最大49名の表示に変更ができるようです)
 また、リアルタイムなライブ配信ではなく、前撮りのムービーや写真を載せて結婚報告を行う方式もあります。

<披露宴の食事などは?>

 披露宴の料理についても、例えば事前に同じ料理やシャンパンなどを宅配しておいて、昨今よくあるオンライン飲み会のような形で画面上で飲食しながら参加するものなどがあります。


<費用は?>

 当然、やり方が違えば費用も様々なのですが、基本的にはこれまでの披露宴会場に集まるリアル形式の結婚式と披露宴に比べ、通常はかなりお安く出来るようです。
 金額のイメージとしては、配信のみで他に何もない、10万円未満で済むものから、多くの威人数がしっかり参加でき、料理も事前に宅配して用意するなど、ほぼリアル結婚式に近いものだと200万円以上(当然、人数や内容の豪華さなどによってはさらに高額も)なるものまで、まさにピンからキリまでなのですが、実態としては100万円弱程度のものにすることが多いようです。
 ちなみに、リアルの結婚式披露宴総額は平均で約355万円(ゼクシィ調べ)とのこと。

<お祝い金(ご祝儀)は?>

 振込・現金書留を利用する方法以外にも、ネット上の決済システムを利用するなどして、お祝い金も受け取れるサービスを提供している会社もあります。

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<これもオンライン結婚式?>

 さすがに「時代だな~」と驚いたのは、何とゲームの『あつまれどうぶつの森』(通称「あつ森」)を使って、バーチャルに結婚式や披露宴を行い、ゲーム上で仲間たちに参加してもらうという方法で式を挙げた例もあるということです。

 ご存じない方の為に、『あつまれどうぶつの森』とはどんなゲームかというと、ちょうど新型コロナが騒がれだした今年2020年の3月に任天堂から発売されたオンラインゲーム(どうぶつの森シリーズ第7作目)。
 ゲーム上の無人島内で、自分の代わりとして設定したキャラクターを操作しながら、様々なものを作ったり、オンライン上で同時に参加できる仲間たち(キャラクター)と遊んだりしながら、バーチャルな世界での生活を楽しむことが出来るゲームです。

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 様々なオンライン結婚式の形が増えて、選択の余地が広がり、また、諦めかけていた人たちへの救済にもなっていることは歓迎すべきことです。
 しかし、「やはり直接参列する人と顔をあわせるリアルな結婚式が良い」と考える人が多いことでしょう。
 一日も早く、新型コロナ感染を気にせずに過ごせる時代に戻れることを願わずにはいられません。

 【オンライン結婚式】は、コロナ収束後も、少しずつ形を変え、工夫を加えながら、結婚式の新しい選択の一つとして、根付いていくことは間違いないでしょう。

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結婚相談所イトサーチKIKUCHI

オンラインお見合いについて

【当店は、オンラインお見合いに対応しています】
 (オンラインをご希望の方のみ)

埼玉の結婚相談所イトサーチKIKUCHI

コロナ禍以降では、様々な生活様式が急激に変わってきました
仕事も政府からリモート勤務が推奨され、可能な企業や可能な業務については、どんどん自宅でのリモートワークに切り替えが進められてきましたね。

そのような中、本来は、一生の運命を決める結婚のお相手探しであって、直接お会いしないなんて考えられなかった結婚相談所業界でも、直接の接触をなるべく避ける為にオンラインお見合い(リモート婚活・ビデオ婚活)を行うところが急激に増えてきました。
オンラインお見合いから、オンラインデート、初めて実際に会った日にいきなりプロポーズ、そしてご結婚されたという事例もあるそうです。

ZOOM を使ったオンラインお見合いに対応

【結婚相談所イトサーチKIKUCHI】では【ZOOM】を利用したオンラインお見合いに対応しておりますので、ご希望の場合には、ご自身のパソコンやスマホを利用してお見合いを進めることが可能です。(ただし、お相手側も同意していることが必要です)

 もちろんオンラインでなければいけないということではなく、あくまでオンラインをご希望の方にはオンラインが可能です、ということです。
 ただし当然のことながら、申込みをしたお相手が ZOOM でのオンラインお見合いを了承していただける場合に限られます。

 ZOOM が初めての方やオンラインの初期導入や操作が分からない方には、丁寧にご説明しながら進めますので、ご安心下さい。

(ZOOMのダウンロードは公式ページ上の「サインアップは無料です」より)

(スマホの場合は、Google Play 又は App Store からアプリを入手します)


 出会う可能性が少なかった遠方の都道府県に住む方とでも簡単に、【オンラインお見合い】だけでなく、【オンラインデート】も自宅で出来ることは最高の利点だろうと思います。
とはいえ、一生の運命を左右する結婚ですから、遠方でない限りは、最初のお見合いはオンラインであっても、その後は、実際にお会いした方が良いのは言うまでもありません。

 以下に、オンラインお見合いのメリットとデメリット、そして成功の為のポイントをお伝えしたいと思います。

【 オンラインお見合い 】
メリット・デメリット

◆ビデオ通話を使ったオンラインお見合いのメリットとは?

 ・効率的に婚活が進められる
 ・準備や移動の時間と移動費用がかからない
 ・人目を気にせず話に集中でき、緊張も少ない
 ・新型コロナの感染リスクなし
 ・事前に用意したメモを見ながら対応できる
 ・気になることがあればメモをして記録ができる
 ・遠方に住むお相手とも簡単にお見合いができる
 ・気まずくなく、お見合い終了を切り出しやすい
 ・背景変更機能で部屋を見せないことも可能
 ・(主に男性)お見合い時の飲食代負担がない
 ・知り合いに偶然見つかる不安もなく活動できる

◆逆にデメリットは?

 ・ビデオ通話の事前準備が必要、操作が苦手な方も
 ・ネット環境によっては音や映像の乱れや途中切断
 ・自身の見え方や部屋の見え方など準備が大変(特に女性)
 ・同居家族に会話を聞かれる可能性がある
 ・雰囲気・ファッション・身長差・匂いなどの相性が分からない
 ・光の当たり具合や加工機能で現実とイメージが変わる可能性あり
 ・店員等、他人に対する相手の対応の仕方を確認できない
 ・最終的には実際に会わないと本当の相性が確認できない

<オンラインお見合い成功の為に>

オンラインお見合いを成功させるには、会話が弾むことはもちろん
のこと、映像・音声への配慮が必要です。

おすすめしたい話題は、休日の過ごし方や趣味についての話。
相手が興味をもって話したい内容に、こちらも興味がありますという
意思を見せるように質問を加えてみて下さい。
後日リアルデートをした時にも親しさを深めるきっかけとなります。

映像については、カメラの位置や角度、安定していること、そして照明が重用な要素になってきます。 テレビで女優さんが顔に照明をあてるのを見たことはありますよね。

音声については、機器や接続環境はもちろん重要な要素なのですが、リアルで会っている時よりもハッキリお話をする、などということも必要になってきます。

今年(2020年)は、コロナ感染防止の為に、世間では結婚式すらもオンライン(オンライン結婚式)という方が増えてきましたね。

【オンライン結婚式】についてご興味ある方は、別途【こちら】← のページで説明していますので、ぜひお読み下さい。

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結婚相談所イトサーチKIKUCHI

日本結婚相手紹介サービス協議会(JMIC)とは?

 突然ですが、「日本結婚相手紹介サービス協議会」ってご存じですか?
業界人でもない限り、ほとんどの方は聞いたこともないと思います。
「そうか、そんなものもあるのか」と分かる程度に簡単な説明をしたいと思います。

 「日本結婚相手紹介サービス協議会」は、結婚相手紹介サービスの信頼性を高める為に、また一組でも多くの幸せな結婚の為にと、主要な大手結婚相談事業者や各連盟本部が賛同し、2015年に任意団体として発足した団体です。

 国内の婚姻件数が急速に減少してゆく中、2015年に政府が少子化対策を打ち出したことを受け、社会的責任に応えるべく、2015年に設立され、翌2016年には一般社団法人として設立された団体です。
1990年設立の「結婚情報サービス協議会」と、2005年設立の「結婚相手紹介サービス連合会」を母体としています。
英名 Japan Marriage Introduction Council(JMIC)から「ジェイミック」と呼ばれます。

所在地:
 東京都文京区本郷3丁目32番地6号ハイヴ本郷401

【主な活動や事業】

 結婚相手紹介サービス事業に関する調査研究
 結婚相手紹介サービス事業に関する倫理綱領
   及び自主規制基準の作成、遵守啓蒙及び推進
 結婚相手紹介サービス事業に関する苦情処理、
   関係機関との連絡、協調
 結婚相手紹介サービス事業に関する研究会
   ・セミナー等の開催
 結婚相手紹介サービス事業に関する
   情報の収集及び提供
 その他、本会の目的を達成する為の必要な事業

【 沿 革 】

 1990年11月・・・
 (旧)結婚情報サービス協議会を設立
 2005年 6月・・・
 (旧)結婚相手紹介サービス連合会を設立
 2008年 5月・・・
 (旧)結婚相手紹介サービス連合会、及び
  (旧)結婚情報サービス協議会を統合し、
  「結婚相手紹介サービス協会」(8社)を設立
 2015年 7月・・・
 「結婚相手紹介サービス協会」に11事業者が合流、
  「日本結婚相手紹介サービス協議会」に改組
 2016年 6月・・・
  一般社団法人日本結婚相手紹介サービス協議会
  を設立

【 加盟会社 】(19社・2020年現在)

 株式会社IBJ
 日本健康管理株式会社(茜会)
 一般社団法人 日本結婚相談協会(JBA)
 株式会社誠心(SEISHIN)
 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
     (ゼクシィ縁結びエージェント)
 株式会社全国仲人連合会
 株式会社ツヴァイ
 株式会社エヌリンク(全国結婚相談事業者連盟)
 株式会社日本仲人連盟(NNR)
 株式会社日本ブライダル連盟(BIU)
 株式会社結婚情報センター(ノッツェ)
 タメニー株式会社(パートナーエージェント)
 株式会社トータルマリアージュサポート
     (フィオーレ)
 株式会社シニアーライフ(マリックス)
 株式会社オーネット(O-net)
 株式会社ダイナミックス(良縁ネット)
 株式会社官公庁マリッジ
 エン婚活エージェント株式会社
 株式会社ペアーズブランシュール
     (ペアーズエンゲージ)

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